
メーターボックス:設置場所と選び方のポイント
メーターボックスとは、電気、ガス、水道といった暮らしに欠かせないライフラインのメーターを集めた設備のことです。これらを一か所にまとめることで、検針作業がスムーズに行えるようになります。また、雨風や外部からの衝撃からメーターを守る役割も担っています。
一般的には、家の玄関の脇や建物の外壁に設置されていることが多いです。家の間取り図では「MB」と記されているので、家づくりの計画段階でどこに設置されているか確認しておきましょう。新築住宅の場合は、設置場所をある程度自由に決められます。しかし、既に建っている住宅の場合は、配管や配線の関係で移動が難しい場合もあります。そのため、リフォームの際には専門の業者に相談することが重要です。
メーターボックスは、住宅の外から見える部分なので、見た目も大切です。家の外観に合う色や形を選ぶことで、家の印象をより良くすることができます。素材も様々で、金属製のものや樹脂製のものなどがあります。金属製は頑丈で耐久性に優れていますが、錆びる可能性があります。一方、樹脂製は軽量で錆びませんが、金属製に比べると耐久性が劣る場合があります。
また、メーターボックスの大きさも設置するメーターの数や種類によって異なります。設置するメーターの数が多い場合は、大きなメーターボックスが必要になります。将来的にオール電化にする予定がある場合などは、あらかじめ大きなメーターボックスを設置しておくと、後から変更する手間が省けます。
メーターボックスは、普段あまり意識しない設備ですが、暮らしを支える重要な役割を担っています。新築やリフォームの際には、設置場所やデザイン、大きさなどをしっかりと検討し、最適なものを選びましょう。