電気設備 熱回収で快適な室内環境を実現
空気を取り換える換気システムの中で、捨てる空気の熱を再利用する装置のことを、熱回収装置と言います。この装置を使うと、冬は暖かい空気を逃さずに、外の冷たい空気を温めてから部屋に取り込むことができます。夏はその反対で、涼しい空気を保ちながら、外の暑い空気を冷やしてから部屋に取り込みます。このように、熱回収装置を使うことで、部屋の温度を快適に保ちつつ、光熱費の節約にも繋がります。熱回収装置には様々な種類があり、顕熱交換型と全熱交換型が代表的です。顕熱交換型は、空気の温度差だけを利用して熱を交換します。温度の移動だけが起こり、湿気(水蒸気)は交換されません。このため、冬場は外気の乾燥を防ぐ加湿器が必要となる場合もあります。一方、全熱交換型は温度差だけでなく、湿気(水蒸気)も交換することができます。冬は室内の湿気を外に逃がさず、夏は外の湿気を室内に入れないようにすることで、一年を通して快適な湿度を保つことができます。熱回収装置は、設置場所や建物の種類によって適切な機種が異なります。家庭用の小さなものから、オフィスビルや商業施設など大きな建物に設置される大型のものまで様々な種類があります。設置場所としては、天井裏や床下、壁の中など、建物の構造に合わせて設置されます。新築住宅だけでなく、既存の住宅にも設置することが可能です。導入費用は機種や工事内容によって異なりますが、長期的に見ると光熱費の節約効果で費用を回収できる場合もあります。快適な室内環境を保ちながら、省エネルギーを実現できる熱回収装置は、環境にも家計にも優しい装置と言えるでしょう。より詳しい情報を知りたい場合は、専門の業者に相談することをお勧めします。
