素材 パーティクルボード:内装工事での活用
木片を寄せ集めた板材、パーティクルボードは、木材を細かく砕いた木片に接着剤を混ぜ合わせ、熱と圧力をかけて板状に成形したものです。捨てるはずの木材を有効に使えるため、環境への負担も少なく、家具や建築資材として幅広く活用されています。パーティクルボードを作る過程では接着剤が使われます。そのため、シックハウス症候群を引き起こす原因物質であるホルムアルデヒドの放散量に注意が必要です。ホルムアルデヒドは目や鼻、喉などに刺激を与え、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。日本には、ホルムアルデヒドの放散量に応じて建材を等級分けする規格があります。JIS規格(日本工業規格)とJAS規格(日本農林規格)です。どちらも、星の数で等級を表し、星が4つの「フォースター」が最も放散量が少ない最高等級です。内装工事でパーティクルボードを使う場合は、フォースターのものを選ぶことで、より安全な空間を作ることができます。パーティクルボードは密度によって種類が分けられます。密度が高い、つまりぎゅっと詰まっているものほど、強度や衝撃に対する強さが高くなります。反対に密度が低いものは軽く、加工しやすいという特徴があります。棚板のように重いものを乗せる場合は、強度が高い高密度なパーティクルボードを選び、扉のように軽さを重視する場合は、低密度なパーティクルボードを選ぶなど、用途に合わせて適切な密度を選ぶことが大切です。価格も重要な要素です。一般的に、密度が高いほど価格も高くなります。予算と用途を考慮して、最適なパーティクルボードを選びましょう。施工性を高めるために、あらかじめ表面に化粧シートが貼られたものや、耐水性を高めたものなど、様々な種類があります。専門業者と相談しながら、目的に合った製品を選ぶことが、安全で快適な空間を作る上で重要です。
