ガブーン

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オクメ材:扉や家具に最適な木材

西アフリカのギニアやコンゴ、ガボンといった地域に生育するオクメ材は、カンラン科オクメア種に属する広葉樹です。生育環境においては、高さ60メートルにも達する巨木へと成長するものもあり、その雄大な姿は見る者を圧倒します。オクメ材は、産地であるガボンにちなんで「ガブーン」や「ガブーンマホガニー」という別名でも呼ばれています。マホガニーという名がついていますが、実際のマホガニーとは種類が異なるため、その点には注意が必要です。オクメ材の特徴としては、まずその色味が挙げられます。中心部分にあたる心材は、淡い桃色を含んだ茶色、もしくは淡い赤色を含んだ茶色をしており、独特の温かみを感じさせます。さらに、表面は美しい光沢を帯びており、高級感を演出します。木目は、まっすぐなものから、波のようにうねるもの、また交錯するものなど様々で、一つとして同じものがない個性も魅力です。オクメ材は、加工のしやすさという点では、やや難しい部類に入ります。これは、木材の中にシリカと呼ばれる物質が含まれていることが原因です。シリカは硬度が高いため、加工の際に刃物を傷めやすく、特殊な工具が必要となる場合もあります。しかし、このシリカこそがオクメ材独特の風合いを生み出す要因の一つでもあり、他の木材にはない独特の質感を生み出します。家具や建具、床材、楽器など、様々な用途に利用されるオクメ材。加工の難しさはあるものの、その美しさと独特の風合いから、多くの人々に愛され続けている木材と言えるでしょう。