健康住宅 換気不足にご用心!快適な住まいづくりの秘訣
空気の入れ替えが滞り、新鮮な空気が十分に取り入れられない状態を換気不足と言います。私たちの暮らす家の中では、呼吸や調理、暖房器具の使用などによって、常に二酸化炭素や水蒸気、様々なにおい物質などが発生しています。これらは、健康に悪影響を及ぼしたり、カビやダニの発生原因となったりするため、適切な換気によって屋外に排出し、新鮮な空気を取り入れる必要があります。本来、家には窓や換気扇、換気口などの設備が備わっており、これらを通して空気の入れ替えが行われます。しかし、これらの設備が家の広さに比べて能力不足だったり、家具などで換気口が塞がれていたりすると、十分な換気が行われず、換気不足の状態に陥ってしまいます。例えば、六畳の部屋に三畳用の小さな換気扇しか設置していない場合や、せっかく設置した換気口の前に大きなタンスを置いてしまっている場合などが該当します。近年増えている高気密高断熱住宅では、断熱性能を高めるために家の気密性が高くなっています。これは、外の空気の出入りが少ないことを意味し、冷暖房効率を高める効果がありますが、同時に適切な換気システムを導入しなければ、かえって換気不足に陥りやすくなってしまいます。高気密高断熱住宅では、機械を使って計画的に換気を行う換気システムの設置が不可欠です。換気不足は、目に見える形で現れにくいため、気づかないうちに健康被害を受けてしまう可能性があります。そのため、こまめな窓開け換気を行う、換気扇を適切な時間作動させる、家具の配置に配慮するなど、日頃から換気に対する意識を持つことが大切です。
