搦織の魅力:風合い豊かなインテリア

インテリアについて聞きたい
先生、「搦織」ってケースメントの様な目の粗い織物ができるって書いてあるんですけど、どういう仕組みなんですか?

インテリア研究家
いい質問だね。「搦織」は、たて糸を2本使い、そこに横糸を1本絡ませるように織っていく技法だよ。横糸1本に対してたて糸2本を使うことで、隙間ができて粗い織り目になるんだ。

インテリアについて聞きたい
たて糸2本で横糸1本を挟むように織るんですね。だから捩り織とも呼ばれるんですか?

インテリア研究家
その通り。たて糸2本で横糸を絡ませる、つまり捩じって織るから「捩り織」とも呼ばれるんだよ。この技法によって、風通しの良いカーテンなどに用いられるケースメントのような織物が作られるんだ。
搦織とは。
インテリアや内装工事で使われる「搦み織り」という織り方について説明します。搦み織りは、一本の横糸を、ねじった二本の縦糸で挟み込むようにして織っていきます。この織り方によって、ケースメントのような粗い目の織物ができます。搦み織りは「捩り織り」とも呼ばれます。
搦織とは

搦織(にしきおり)とは、独特の織り方によって生まれる、味わい深い風合いの織物のことです。縦糸である経糸(たていと)を二本、横糸である緯糸(よこいと)を一本用いて織られます。専用の織り機を使って、経糸をねじりながら緯糸を織り込んでいくことで、独特の粗い織り目が生まれます。この織り方は捩り織(もじりおり)とも呼ばれ、古くから様々な用途に利用されてきました。一見すると複雑な技法に見えますが、基本的な仕組みは経糸のねじりによって緯糸を固定することです。この簡素な仕組みによって、風通しが良く、軽やかで柔らかな風合いの織物が出来上がります。
搦織の大きな特徴は、独特の風合いと風通しの良さです。これは、経糸をねじることで生まれる隙間が空気を巡らせやすくするためです。この隙間があることで、夏は涼しく、冬は保温性があるという利点も生まれます。また、搦織は比較的簡単な織り方であるため、様々な材料で織ることができます。絹や麻といった天然素材はもちろんのこと、人工の繊維を使うことでさらに多様な風合いを表現することができます。例えば、綿と麻を混ぜて織ることで、より丈夫で吸水性の高い布を作ることができます。また、絹を混ぜることで、光沢のある美しい布に仕上げることも可能です。
現代の暮らしの中でも、その独特の風合いと機能性から高い評価を得ています。カーテンや間仕切り、照明のかさなど、様々な場面で利用されています。自然素材ならではの柔らかな風合いは、空間に温かみを添え、落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。また、風通しの良さは、湿気の多い季節でも快適に過ごすことを可能にします。さらに、染色にも適しているため、多様な色合いの布地を作り出すことができます。このように、搦織は古くから伝わる技法と現代のニーズが融合した、魅力的な織物と言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 定義 | 独特の織り方によって生まれる、味わい深い風合いの織物。経糸を二本、緯糸を一本用いて織られる。 |
| 別名 | 捩り織(もじりおり) |
| 織り方 | 専用の織り機を使って、経糸をねじりながら緯糸を織り込んでいく。 |
| 特徴 | 独特の風合いと風通しの良さ。夏は涼しく、冬は保温性がある。 様々な材料で織ることができ、多様な風合いを表現可能。 |
| メリット | 風通しが良く、軽やかで柔らかな風合い。 比較的簡単な織り方。 染色にも適している。 |
| 現代の用途 | カーテン、間仕切り、照明のかさなど。空間に温かみを添え、落ち着いた雰囲気を作り出す。 |
インテリアでの活用

搦織は、独特の風合いと優れた機能性から、住まいの空間を彩る様々な場所に用いられています。その活躍の場は多岐に渡り、窓辺を飾るカーテンやシェード、椅子やソファを彩るクッションカバー、食卓を華やかにするテーブルクロスなど、暮らしの様々な場面で見つけることができます。
窓辺に用いる場合、例えばカーテンやシェードとして使うと、外の光を柔らかく取り込みながら、程よく視線を遮る効果も期待できます。風が吹けば、搦織特有の柔らかな揺らぎが生まれ、室内に心地よい明るさと風を届けてくれます。外の景色を完全に遮断するのではなく、光と風を程よく通すことで、自然と調和した安らぎの空間を作り出すことができるのです。
また、クッションカバーやテーブルクロスに搦織を用いると、空間に温かみと優しさをもたらすことができます。滑らかな布地とは異なる、搦織特有の凹凸のある表面は、視覚的にも触覚的にも柔らかな印象を与え、落ち着いた雰囲気を演出します。日常的に触れるものだからこそ、素材の持つ温もりや風合いは、暮らしの質を高める上で重要な要素となります。
さらに、壁掛けやタペストリーとして壁面に飾ることで、空間に奥行きと立体感を出すことも可能です。一枚の絵画を飾るように、あるいは布そのものの美しさを活かして、壁面に彩りを添えることができます。素材や色、柄によって様々な表情を見せる搦織は、和風の部屋にも洋風の部屋にも調和し、空間に独特の個性を加えることができます。
近年では、照明器具のかさや、部屋を仕切る間仕切りとしても使われるなど、搦織の用途はますます広がりを見せています。光を通す素材としての特性を活かした照明器具のかさは、柔らかく温かみのある光を放ち、部屋全体を落ち着いた雰囲気で包み込みます。また、間仕切りとして使うことで、空間に変化をつけながら、視線を優しく遮り、程よいプライベート空間を作り出すことができます。
このように、搦織は住まいの様々な場所で活躍し、空間に彩りと豊かさをもたらしてくれる、魅力的な素材と言えるでしょう。
| 場所 | 用途 | 効果 |
|---|---|---|
| 窓辺 | カーテン、シェード | 柔らかな光を取り込み、視線を遮る。風による心地よい揺らぎ。 |
| 椅子・ソファ | クッションカバー | 温かみと優しさ、落ち着いた雰囲気。 |
| 食卓 | テーブルクロス | 温もりと柔らかさ、落ち着いた雰囲気。 |
| 壁面 | 壁掛け、タペストリー | 奥行きと立体感、空間の個性演出。 |
| 天井 | 照明器具のかさ | 柔らかく温かみのある光、落ち着いた雰囲気。 |
| 部屋全体 | 間仕切り | 空間の変化、視線を遮りプライベート空間を作る。 |
ケースメントとの関係

搦織(ぬきおり)は、その織り上がりから、ケースメントと呼ばれることもあるほど、見た目がよく似ています。ケースメントとは、平織りや綾織りよりも、織り目が粗く隙間が多い織物の総称です。搦織も、経糸(たていと)を捩(よ)じることで緯糸(よこいと)との間に隙間を作り、結果として織り目が粗い布になります。そのため、ケースメントの一種として捉えられることもあります。
ケースメントは、風通しが良く光も通すため、窓辺を彩る布として、カーテンやシェード、蚊帳などによく使われます。搦織も同様に、風通しの良さや光の透過性を活かして、ケースメントと同じように、カーテンや間仕切りなどに使われることが多いです。しかし、厳密に言うと、搦織は独特の織り方を持った布であり、全てのケースメントが搦織というわけではありません。ケースメントの中には、平織りや綾織りの技法を応用し、織り目を粗く仕上げた布も含まれます。
搦織特有の風合いは、経糸を捩じる特殊な織り方によるものです。この技法により、布面に独特の凹凸が生まれ、それが光の加減によって陰影を作り出し、奥行きのある表情を生み出します。また、糸同士の隙間が空気を含むため、保温性にも優れています。夏は涼しく、冬は暖かいという、快適な空間を作るのに役立ちます。
このように、搦織はケースメントとしての特徴を持ちつつも、独自の織り方によって生まれる風合いや機能性を持つ、魅力的な織物と言えるでしょう。インテリアとして取り入れることで、空間に柔らかな光と風を取り込み、洗練された雰囲気を演出することができます。カーテン以外にも、照明のシェードや間仕切り、テーブルクロスなど、様々な用途でその魅力を発揮してくれるでしょう。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 搦織(ぬきおり) | 経糸を捩じることで緯糸との間に隙間を作り、織り目が粗い布。ケースメントの一種として扱われることもある。 |
| ケースメント | 平織りや綾織りよりも織り目が粗く隙間が多い織物の総称。風通しが良く光を通すため、カーテンやシェード、蚊帳などによく使われる。 |
| 搦織とケースメントの関係 | 搦織はケースメントの一種だが、全てのケースメントが搦織というわけではない。ケースメントの中には、平織りや綾織りの技法を応用し、織り目を粗く仕上げた布も含まれる。 |
| 搦織の特徴 | 経糸を捩じる特殊な織り方により、独特の凹凸と陰影が生まれる。糸同士の隙間が空気を含むため、保温性にも優れ、夏は涼しく、冬は暖かい。 |
| 搦織の用途 | カーテン、照明のシェード、間仕切り、テーブルクロスなど。空間に柔らかな光と風を取り込み、洗練された雰囲気を演出する。 |
お手入れ方法

搦織の製品は、繊細な織り方と風合いが特徴であり、長くその美しさをお楽しみいただくためには、適切なお手入れが欠かせません。素材によって最適なお手入れ方法は異なりますので、製品に付いている洗濯表示をよくご確認ください。
ほとんどの搦織製品は、洗濯機での洗濯は避け、手洗いを推奨しています。洗濯機を使うと、強い水流や摩擦によって生地が傷み、繊細な風合いが損なわれる可能性があります。手洗いの際は、まず洗面器などにぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かします。おしゃれ着用洗剤を使用すると、より優しく洗うことができます。洗剤が十分に溶けたら、搦織の製品を優しく押し洗いします。ゴシゴシとこすったり、もみ洗いすると生地を傷めるため、注意が必要です。
洗剤が残らないよう、十分にすすぎます。すすぎ残しがあると、変色や劣化の原因となることがあります。すすぎ終えたら、軽く絞って水気を切り、形を整えて陰干しします。直射日光に当てると、色褪せや変質の原因となるため、必ず陰干ししてください。また、乾燥機も使用しないでください。急激な乾燥は、縮みや型崩れの原因となるだけでなく、生地への負担も大きくなります。
アイロンをかける必要がある場合は、必ず当て布をして低温でかけてください。高温でアイロンをかけると、生地が傷んだり、風合いが変わってしまう可能性があります。
保管の際は、湿気を避け、風通しの良い場所を選びましょう。湿気はカビや虫食いの原因となります。また、防虫剤を使用する場合は、直接生地に触れないように注意してください。防虫剤が生地に直接触れると、変色の原因となることがあります。
適切なお手入れを続けることで、搦織の美しさを長く保ち、その繊細な風合いを長く楽しむことができます。お手入れ方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
| お手入れ項目 | 詳細 |
|---|---|
| 洗濯 |
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| すすぎ |
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| 脱水・乾燥 |
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| アイロン |
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| 保管 |
|
まとめ

透かし織とも呼ばれる搦み織は、独特の織り方で生み出される、味わい深い織物です。たて糸をこよりのようにねじることで生まれる、あらい織り目が特徴です。この隙間のある織り構造のおかげで、風通しが良く、光も柔らかく通します。そのため、布地全体は軽やかで、柔らかな感触に仕上がります。
インテリアとしては、様々な場面で活躍します。窓辺を彩るカーテンやシェードはもちろん、柔らかな日差しを取り入れるロールスクリーンにも適しています。また、クッションカバーやテーブルクロスとして取り入れることで、お部屋に個性的な彩りを添えることができます。壁掛けや間仕切りとして用いれば、空間に奥行きと立体感を生み出すことも可能です。
窓辺に取り付ける布製の覆いであるケースメントの一種として扱われることもありますが、搦み織は他の織物とは異なる独特の風合いを持っています。たて糸をねじる工程は、熟練した職人による繊細な手仕事によって行われ、布地に独特の凹凸と陰影を生み出します。この陰影が、空間に奥行きと表情を与え、より洗練された雰囲気を演出します。
長く美しさを保つためには、適切なお手入れも大切です。普段は柔らかいブラシで軽くほこりを落とす程度で十分ですが、汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく手洗いするのがおすすめです。洗濯機を使用する場合は、必ず洗濯ネットに入れ、弱水流で洗うようにしてください。乾燥機は避け、風通しの良い場所で陰干しすることで、生地の傷みや縮みを防ぐことができます。
素材も絹や綿、麻など様々で、色や柄も豊富に取り揃えられています。きっとお好みのものが見つかるはずです。搦み織の持つ独特の風合いと美しさを活かして、いつものお部屋をより心地よく、そして美しく飾り付けてみてはいかがでしょうか。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 織り方 | 独特の織り方(透かし織)で、たて糸をねじることであらい織り目が生まれる。 |
| 風合い | 隙間のある織り構造のため、風通しが良く、光も柔らかく通す。軽やかで柔らかな感触。他の織物とは異なる独特の風合いを持つ。繊細な手仕事によるたて糸のねじり工程が、布地に独特の凹凸と陰影を生み出す。 |
| インテリア用途 | カーテン、シェード、ロールスクリーン、クッションカバー、テーブルクロス、壁掛け、間仕切りなど、様々な場面で活躍。 |
| お手入れ方法 | 普段は柔らかいブラシでほこりを落とす。汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく手洗いする。洗濯機を使用する場合は、洗濯ネットに入れ、弱水流で洗い、乾燥機は避け、風通しの良い場所で陰干しする。 |
| 素材・種類 | 絹、綿、麻など様々な素材、色、柄が豊富に揃っている。 |
